20~40代くらいの会員の方に、プロフィールに載せるので趣味をいくつか挙げてください、とお願いすると、しばしばこんな答えが返ってきます。
「マンガ、アニメ、ゲーム」
現代風といえば現代風で、とくに珍しいことでもありませんが、婚活の手助けをするカウンセラーの立場からすると、そのまま肯うわけにはいきません。
というのも、結婚相手はぜひともオタクであってほしい、というような人は、多くはないからです。それどころか、オタク色を出しすぎると引かれてしまうこともあります。
カウンセラーがそのようにアドバイスすると、オタク趣味に理解がある人と出会いたいからそのままでいい、と頑なになる人がいますが、これに対しては、物事には適切な時期というものがあり、最初に踏み絵のように迫るのは得策ではない、人物に好感を持つ前に趣味や趣向を突きつけては、受け入れられるものも受け入れられなくなる、と説得することになります。
趣味を掲載したプロフィールは、お見合い時に、お相手の手元に置かれるもので、会話のきっかけともなるものです。人を選ぶような趣味ばかりではその用もなさないことでしょう。
全面的なオタクアピールは、婚活においてはあまり有利に働きません。少し窮屈に思うかもしれませんが、趣味的な情熱は内に秘めておき、幅広くお相手を受け入れる姿勢を示しましょう。