【婚活知恵袋】旧弊な結婚観を脱して

どの結婚相談所も頭を悩ます典型的な事例として、次のようなものがあります。

①「子どもがほしい。子どもを産める30代くらいまでの女性を紹介してほしい」(50~60代男性)
②「主婦希望。自分が働かなくても済むような、高収入の男性を紹介してほしい」(30~40代女性)

どちらに対しても、「それを絶対の条件にしてしまうと、紹介できるお相手はほとんどいなくなりますよ」と伝えますが、「妥協してまで結婚しようとは思わない」と頑なになる人が少なからずいます。

そこでさらに突っ込んで、「60代で子育てができるでしょうか」とか「経済的依存が前提という人をお相手はどう思うでしょうか」と尋ねてみると、「子育ては女性の役割」「男性が稼ぐのが当たり前」という他力本願に出くわして、驚くことがあります。もちろんそこまではっきりと言う人は多くありませんが、本音は隠せません。

子どもを育て上げて、ようやく一人前。会社員の夫が外で稼ぎ、主婦の妻が家庭を見る。

こうしたモデルケースが「普通」と考えられていた時代はとっくに終わりましたが、その呪縛はいまだに根強く、現代人の結婚イメージを現実離れしたものにしています。

難しいのは本人だけの問題ではないことで、よくよく聞くと、「自分はそんなにこだわりはないが、両親や親戚がこういう意向なので」というような場合もあります。

いずれにせよ、時代にそぐわない結婚観を押し通そうとすると、お相手探しは難航してしまいます。「それなら結婚できなくて結構」と突っぱねるのではなく、柔軟な頭でカウンセラーのアドバイスに耳を傾けてほしいところです。