【婚活知恵袋】選択肢が多いのは幸せなこと?

TEDで、社会心理学の教授バリー・シュワルツのプレゼンを視聴しました。

シンプルにまとめると「過剰な選択肢は、無力感や不満足感、また自分を責めることにつながる」というお話です。

あらゆるシーンで、選択肢が多いということは、単純に「うれしい」ことのような気がしてしまいますよね。洋服屋さんでの目移りするデザインやカラー、ビュッフェでの選びきれないほどのお料理やデザート。実際、バリー博士も言っていますが、「個人の自由度のアップこそが繁栄」というのが先進国における定説です。

その定説に対する博士の反論「選択のパラドックス」はこうです。

1,増えすぎた選択肢は、選択そのものを困難にさせ、そのせいでせっかくの利益やチャンスを放棄してしまう。またそのことが無力感につながる。

2,仮にがんばって選択したとしても、今度は取らなかった選択肢に対する後悔が、下した決断の満足度から差し引かれ、結果的に満足度を下げてしまう。

3,選択肢が多いと期待値が上がるので、相対的にこれまた満足度を下げてしまう。

4,更に、満足度が得られなかったときに、「あんなにたくさんの選択肢があったのに、自分の選択が悪いからこうなってしまった」と自分自身を責めてしまうことにつながる。

たしかに、あまりにも選択肢が多すぎて、どれを選んでいいのかわからずウダウダしているばかりで決断できない、なんてことはよくありますね。

そして、「婚活」にも、この「選択のパラドックス」が、よくあてはまっている気がするのです。

選択肢が多すぎて選べない、前の人と比べてしまう、もっといい人がいるのではないかと思って決断できない、、、。

「選択のパラドックス」にあてはめれば、決断した後も要注意ということになりますね。「別の選択肢を選んでいたほうが幸せだったのではないか」とか、相手の小さな欠点に対しても「私の選択は間違っていたのではないか」などと思ってしまいそうです。

たしかに結婚相談所には多くの独身者が登録しているので、洋服屋さんの洋服やビュッフェのお料理のようにヨリドリミドリと思えるかもしれません。

でも、散漫に多いだけの選択肢は、迷いを生み、選択を難しくして、出会いの分散化(特定の人ばかりが選ばれて一極集中してしまわないこと)を妨げます。そのためカゼミチでは、数百人いる登録者の中から、一度に紹介する候補者は5人までと決めていて、その絞り込みの作業に工夫と時間を費やしています。

また、同時進行に相手を吟味するということはしていただきません。お見合いするまでには選択肢がありますが、いざ会ったあとは、その人だけと、しっかり向き合っていただきます。そして、お相手に対して「いいな」もしくは「違うな」の、どちらかを心が感じるまで続けるようにアドバイスしています。

そのどちらかを感じる前に、早々に結論を出し、次また次へといこうとする人は、婚活が長引く傾向にあります。きっと、もう少しじっくり向き合えば「いいな」と思える相手も逃してしまっているんだと思います。

カゼミチの手法が、余計な迷いを減らし決断できるようにしていること、また、下した決断に対して満足度を高めるていることを裏打ちしてくれるプレゼンでした。

実例や笑いを交えた楽しいプレゼンなので、興味のある方はどうぞ!

https://www.ted.com/talks/barry_schwartz_on_the_paradox_of_choice?language=ja