【婚活雑談】マイケル・サンデルの白熱教室『AIは最適な恋人を探せるか』

マイケル・サンデルの白熱教室2018 2回『AIは最適な恋人を探せるか』を観ました。

『マイケル・サンデルの白熱教室』は言わずと知れた人気のシリーズなのでご存知の方が多いでしょう。ハーバード大学のマイケル・サンデル教授が、なかなか答えの出ないような哲学的な難問について、学生たちと一緒に議論しながら考察を深めていくという番組です。

今回のテーマは、『AIは最適な恋人を探せるか』です。実際、婚活アプリのようなシステムでもAIが導入されはじめていますよね。はたして婚活の世界でも、AIは人間を超えてしまうのでしょうか!?

番組では、「AIから紹介された異性と、人間(ここでは親)から紹介された異性とだったら、どちらが自分に最適だと思うか?」という切り口から議論が行われていました。学生達がそれぞれの考えを披露するわけですが、最初はAI派が優勢だったような気がします。「子供の頃の自分をよく知っているのは親かもしれないが、現在の大人である自分の好み、思想、行動などを正確に記憶して分析できるのはAIだ」なんて感じの意見が出ると、「ふむふむ、それは確かにそうかもな」なんて思ってしまいます。

流れが変わったのは、ある人間派の学生が言った一言からでした。「趣味や価値観がより合う人を、AIのほうが正確に選び出すかもしれないが、それが魅力だとは思わない。不完全さもまた魅力である。」、大体こんな感じの内容だったような気がします。「ほほう、いいこと言うなあ」なんて思って聞いていたのですが、この意見に対し、これまでAIを支持していた学生たちもハッとした顔をしたり、大きくうなずいたり、中には意見を変える学生まで現れたりしたのが印象的でした。

人と人とが関係を育む際に、「趣味や考えが合う」ということも、盛り上がる要素のひとつかもしれませんが、ではその合致の精度を上げていけば、より好きになれるのか、より相性がいいのか、といったら、多分そんなことは無いのではないかな、と思います。

意外な一面を発見してそのギャップに驚いたり、自分とは違う考え方に刺激を受けたり、ときにはそこから議論になったり、ちょっとした欠点がかわいく思えて助けてあげたくなったり、そんな風に色々なことがあるからこそ、手応えのある人間関係になるのではないでしょうか。そして、色々なことを乗り越える度に、結びつきが深くなっていくのではないでしょうか。「違い」や「ズレ」や「不完全さ」も、人間関係においては、いいスパイスとなって、相手のことを、より味わい深く魅力的に見せてくれる要素であるような気がします。

さて、「AIは最適な恋人を探せるか」、あなたはどうお考えになりますか!?