初めてのお見合いで出会ったお相手と結婚が決まりそうになる。婚活を始めてすぐに理想的なお相手が見つかる。そんなときによく耳にするのが、次のような言葉です。
「一人目の人と結婚を決めてしまっていいものか」
次から次へとお相手を紹介してくれるのが結婚相談所、という意識があると、どうしても決断は鈍りがちです。「もっといい人と出会えるのではないか」とか「こんなに順調に行くなら、別の人とでもうまく行くのではないか」といったふうに考えてしまっても、無理はありません。
結婚相手を決めるというのは、その都度、目の前の一人の人に集中して、適性を見極めていくことです。ある人をいったん保留にしておいて、別の人と見比べて、やっぱり最初の人がいい、と戻ってくることはできません。いくらでも試着ができる服選びとは違う、お相手選びの難しいところです。
ではどうしたらいいか。カウンセラーは、「一人目だから」とためらうのではなく「一人目だからこそ」決めた方がいい、とアドバイスします。結婚相談所というのは、最適と思われる人から紹介していくもので、なるべく相性のよさそうな人とお見合いを組もうとするからです。
「他にもっといい人がいるかも」と考える。→一人目あるいは二人目といった婚活初期の出会いを実らせない。→5年も10年も結婚相手が見つからずに迷走してしまう。
こんな婚活迷子にならないようにするためにも、結婚相談所の大原則(「いい人から紹介していく」)を念頭に置いてほしいと思います。