【婚活知恵袋】年の差婚

カゼミチには「お見合い保証制度」というものがあります。

これは、「万が一、登録期間内にお見合いを実現できない場合には登録料金を全額返金します」という内容です。

大抵の場合にはお見合いを組めるという自信の表れですが、まれに本当に返金をする自体に陥ってしまうことがあり、その返金をすることになる会員のほとんどが5060代の男性です。

「ああ、5060代にとっては厳しい状況なんだな」と思われてしまいそうですが、違います。

5060代にとっては」ではなくて、「5060代で年の差婚を望む人(それは大抵男性です)にとっては」、たしかに厳しい状況となります。それはどういうことかご説明しますね。

実は、5060代で「子供がほしい」という男性が、けっこういるのです。

純粋にどうしても子供がほしいとか、跡継ぎが必要だとか、お墓が無縁墓になってしまうからとか

お気持ちはわかりますし、事情を聞けば叶えてあげたい気持ちにもなります。

ただ、どんなに本人が切実に願っても、どんなに私達カウンセラーががんばっても、結婚は相手があることなので、その相手がいなければ成立しません。

5060代で子供がほしいという男性は30代後半、あるいは30代前半の女性を希望します。その年の差、実に2030才です!ということは、「私も子供がほしい。今から結婚して子供の父親になる人は、自分よりも20才(あるいは30才)年上でも構わない」と考えている女性を見つけなくてはいけません。正直なところ、そのような女性は女性会員全体の1%もいません。とくに子供を望んでいる女性は、これから妊娠、出産、育児、教育と、体力・知力・経済力を必要とするなかで、少なくとも子供が成人を迎えるまでは、父親も現役世代でがんばっていてほしいでしょうし、育児・教育も一緒に協力してほしい、と考えるのが普通でしょう(60代の男性は、子供が成人するまで生きていてくれるかも心配です)。

かなりシビアなことを書いてしまいましたが、でもこれが現実です。

ということは、20才も30才も年下の方を希望する場合、お見合いすること自体がほぼ不可能となってきます。

それに、結婚に至るためには、年齢の問題だけではなく、お二人の性格や価値観といった相性も合わなくてはならないので、奇跡的に1人くらいがお見合いを受けてくれたからといって、成功する確率はかなり低いです。

ではなぜ、そんなに成功率の低い会員を受け入れるのでしょうか?返金のリスクが高いというのに。

それは、活動をしていく中で、ここで書いた現実を身をもって実感していき、最終的に現実的な希望設定へ、つまり年の近いパートナーを探すことへ切り替えていく人も多いからです。

そうなれば当然、成功率はグンと上がります。

そんな経緯を経て成婚した人たちは、たしかに子供を持つことは諦めたかもしれませんが、同時に、残りの人生を共に歩むパートナーという大きなものを手に入れています。

全て思い通りにはいかないのが人生です。

本当に必要なものはなにか、現実の中で判断していくことが幸せへの近道なのではないでしょうか。

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