「4ヶ月半で交際申込可能人数72人」
ある大手結婚相談所のネット広告で、こんなキャッチコピーを見かけました。
ここには、探す相手が多ければ多いほど理想の結婚相手が見つかりやすくなる、というメッセージが込められています。巨大なデータベースの中で、数を撃てば撃つほど、自分にぴったりのパートナーに出会える、というメッセージです。
一見もっともらしいメッセージですが、はたして本当にそうでしょうか。
当該結婚相談所の利用者が、各々、その制度を最大限に利用したと仮定しましょう。
単純に、男女半数ずつの会員比率とし、交際申し込みが均等に行き渡ったとして、一人当たり4ヶ月半で72人ものオファーが集まることになります。
4ヶ月半で72人。これを丹念に比較検討し、見定めようと思えば、かなりの労力を要することでしょう。普通はそんなことは諦めて、容姿・年収・学歴・職種などのわかりやすい指標に飛びつきます。人柄や相性といった要素は、まず考慮されません。
選ぶ立場においても困難はありますが、選ばれる立場においては、さらなる困難があります。「大勢の中から選ぶ」システムにおいては、「大勢の中から選ばれる」必要があるからです。そこでは、誰もが否応なく多数の同性と比較されることになります。いわばライバルに囲まれるわけで、その中で人目を引くような何かを持っているか、という話になります。
実際には、交際申し込みのオファーが均等に行き渡ることはなく、条件のいい人に一極集中することで、「選ばれる」「選ばれない」の峻別がなされてしまいます。
また、数多く行き交うこれらのオファーは、あくまで交際申し込みです。「申し込み」から「実際に会う」ところまで行き着く割合は、いったいどの程度でしょうか。
一方、カゼミチにおけるお見合いは、当事者同士の直接的な申し込みによって実現するものではありません。カウンセラーが会員に、厳選した4~5名のお見合い相手候補者を紹介し、会員から了解を得られたら、その候補者とのお見合いを作っていきます。
お相手探しの過程でカウンセラーというフィルターが介入するこのシステムに、最初は戸惑うかもしれません。しかし、これこそがネット婚活にありがちなネガを解消していると言えます。カゼミチでは、「数百件申し込んだが、会う前にすべて断られた」といった事態は起こりえません。
婚活においては、「数撃てば当たる」と期待しても裏切られます。現実はむしろ逆で、「数撃つようなシステムでは、ぜんぜん当たらない」と断言できるほどです。
不毛な婚活に疲れ果てていませんか?それはシステムの問題かもしれません。ぜひ自分に合った結婚相談所をお選びください。