お見合い話を受けるかどうか決める際には、お相手の写真付きプロフィールを見に来てもらうのが基本ですが、電話による紹介だけで判断する人もおおぜいいます。
理由は、「見に行く時間がない」「どうせお見合いの日に会うから、事前に相手の写真を見なくてもいい」「相手の外見にはこだわらないから、見る必要がない」などですが、その結果、お見合いする男女会員は、以下の2通りに分類することができます。
①お相手の写真を見ている。
②電話での紹介は受けているが、お相手の写真は見ていない。
さらに、実際に行われたお見合いは、以下の2通りに分類することができます。
(1)男女どちらも①のお見合い。
(2)男女のうち少なくとも一方が②のお見合い。
長い期間で見ると、カゼミチのお見合いは、(1)と(2)がほぼ半数ずつになります。
では、(1)と(2)では、お見合いの首尾に大きな違いが出るでしょうか。言い換えれば、事前にお相手の容姿をチェックした者同士のお見合いと、そうでない場合のお見合いとでは、お見合い結果に大きな違いがあるでしょうか。
普通に考えれば、お相手の容姿を事前に了承した上でのお見合いの方が、確度の高いお見合いになりそうですが、実際には、お見合い結果に大差はありませんでした。
すべてのお見合いのうち、男女双方がいい返事を出すのは6割~7割程度ですが、(1)と(2)のそれぞれの場合に限って統計を取ってみても、その割合は変わらなかったのです。
結婚ともなると、見た目という要素は、いくつもある判断要素のひとつにすぎないようです。個々の会員がお相手に何を求めているか。カウンセラーは、それをつぶさに見極めていかなければなりません。