趣味の違う恋人

たまに、お見合い相手に対して「趣味の一致する人」という条件を耳にします。

確かに、「趣味の一致する人」との出会いはいいものですよね。
まず、お互いに緊張していて何を話したらいいものか必死であろうお見合いのとき、共通の話題があるというのは心強いです。
それで話が弾めば、「ぜひ今度一緒に!」なんて展開も期待できそうです。
そこから始まる交際なら、デートもその趣味を中心としたものになり、企画に頭を悩ませずにすみそうですね。
こんなふうに、「趣味の一致」は、ある意味とても有利だと思います。

でもちょっと待ってください。では果たして、「趣味が違う」ことは不利なのでしょうか。

お見合いのとき、共通でない趣味の話は盛り上がらないか?決してそんなことはありません。
初めて聞く世界の話に、新たな発見や驚きがあったり、もしかしたら自分もトライしてみたい!という気持ちが芽生えたりするかもしれません。
それはお相手も同じでしょう。
この場合だって、「ぜひ今度一緒に!」という展開は十分にありえます。
そうして、お互いが相手の趣味を一緒に体験してみるというのは、お互いの世界が広がりとても楽しいことだと思います。
私も経験がありますが、楽しみ方を知っている人から教わると、こちらも楽しむコツを掴みやすい気がしますし、教えてくれる人がその世界を大好きで、その人自身が大いに楽しんでいると、こちらもどういうわけか無条件に楽しくなってくるから不思議なものです。
自分ひとりだったらきっと興味をもたなかった分野をたしなんでいることに、奇跡的な縁すら感じたりします。
逆の場合で、恋人が自分の趣味に興味を持ってくれて、経験を共にしてくれるのも、嬉しいですよね。

新たに相手の趣味を共有しながらお互いを知っていく、そうやって二人の関係を育んでいくというのも、なかなか素敵な恋愛だと思います。

結局のところ、「趣味の一致する人」にも「趣味が違う人」にも、それぞれメリットがある、というか、どちらのお付き合いもとても楽しいものだと思うんです。
問題は、お相手自身やお相手の価値観を、理解して受け入れる気持ちがあるかどうかでしょう。

素敵な人と出会って、それぞれのスタイルで交際期間を楽しんでくださいね。

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