「自分」よりも「相手」

 

現在交際2ヶ月目のカップル。
女性のお母様が入院中で中々お会い出来てない、お2人です。
その女性から、昨日交際連絡がありました。

「会って分かることでなくて、会わないで分かることを感じています。お相手の方に対しては申し訳ないんですけど、今の時間がとてもありがたい時間なんです。」と。

この言葉には、深い意味があると思うんです。

お相手の男性は、自分の会いたい気持ちより女性のことを思って連絡を控えていたり、連絡したときには負担にならないような言葉をかけてあげたりする優しさがあります。実際は、会えなくて気持ちも不安になるだろうし、交際のテンションも下がるだろうけど、女性に対して一言もそのような自分の思いをぶつけたことはありません。

その男性の本当の優しさが女性に伝わり、女性も男性にとても感謝していて、「精神的な部分で、今、幸せな気持ちにさせてもらっているので、私も何かのときにはこういう気持ちを返せれたらなと思うんです。」と言われていました。

この男性の交際連絡は淡々としたものですが、いつも女性のことを見守ってる、待ってるなと感じられる報告を下さいます。

このお2人に共通していることは、言われることが、いつもいつもお相手のことを思っての言葉だということです。「自分が」「自分は」とういのが全くありません。

こういう状況の中だからこそ、その方の本質が見えてくるのだと思います。「自分よりも先ず、お相手」のことを考えていらっしゃるお2人に、いつも私のほうが学ばさせてもらっています。

私達は普段、お客様が入会されるとき、「会わないと分からない」と言うし、交際になったとき「会っていかないと自分に合う人かどうか分からない」と言葉をかけます。
それはもちろん事実です。
でも、相手を思いやる気持ちがあれば、会わなくとも伝わる”こころ”というものがあるんだなあと、とても考えさせられました。