『男女の愛で世界平和を!?』(終戦記念日、アリストファネス『女の平和』)

 

先週の木曜日8月15日は、68回目の終戦記念日でした。

日本は70年近く戦争も無く過ごしているわけですが、世界では、いまでもあちこちで内線や紛争が起こっていて憂鬱になりますね。今週も、シリアで化学兵器が使われたかもしれず一般市民が沢山亡くなったというおぞましいニュースが飛び込んできました。どこの地域にも、戦争のない平和な状態が訪れて欲しいですね。

 

古代ギリシャの喜劇で、平和を願う女性たちの、とてもおもしろい物語があります。

アリストファネスという喜劇作家の『女の平和』。戦争に明け暮れる男たちに業を煮やした女たちが、なんとかそれをやめさせる方法は無いかと思慮を巡らせ、見事に成功させる物語です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二千年以上も昔、戦時中に書かれたものですが、いつの世も、戦争が絶えず、そのことに人々は頭を悩ませているということですね。。。

その女性たちがとった作戦というのがユニークで、敵味方両国の女性みんなで協力して挑むのですが、それは、「男たちが戦争をやめるまで相手にしてあげない」というもの。紆余曲折あるけれど、最後には我慢できなくなった両国の男性たちは、和睦をするのです。

戦争も政治も差し置いて、愛する女性を優先するという、婚活男女の模範のような物語、結婚相談所職員として見逃すわけにはいきません。

原点は、やはりきっと、愛する人や家族なんですね。

仕事や経済状況など、事情は色々あると思いますが、まずは原点となる、愛する人を見つけ、そして家庭を築きましょう。それはきっと、ときには何かを成すための、大きなパワーを与えてくれるのではないでしょうか。

 

アリストファネスは、こんな興味深い話をしたことでも有名です。

「人間はもともと、男と女に別れておらず、一つだった。それが神の仕業で2つに分割されて男と女ができた。分割された男と女は、かつて自分であったもう一方の片割れを求めて一生懸命探し回る。そして、相手を見つけ出すと、二人はもう決して離れまいとして結ばれる。これが恋なのだ。」(プラトン『饗宴』より)

なんとも神秘的でファンタスティックです。でありながら、恋する心を絶妙に言い表していると思いませんか!?

 

あなたは、あなたの片割れを、もう見つけ出しましたか?もしまだなら、そろそろ私たちと一緒に探し始めてみませんか。