『間違った婚活していませんか?』

最近、入会に来られた女性から、時々聞く言葉があります。

「別に無理して結婚しなくても、ひとりで生きていくのもいいかな?と思ったりしていました。」「実家に居て、何不自由なく生活しているのに、わざわざ苦労するのもどうだろう。」「自分の親も高齢になってきたので、側にいてあげたい。」などです。

確かに、そう言う思いも分からなくはないですが。

本当にそうなのでしょうか?

じゃあ、なぜ入会にこられたのでしょう。やはり、心のどこかで、結婚を諦めてはいないと言う事だと思うのです。そりゃあ、良い相手が居るのであれば、結婚しますよね。

でも、現実に結婚したいと思う相手が居なかったりすると、妥協までして、無理に結婚したいとは思わないと言う事なのでしょう。この場合の妥協って何でしょう?

自分の理想とは違うけど、まあ我慢できる範囲ということ?それも、ちょっと、違う気がします。

理想は、あくまで理想であって、理想の相手と結婚している人なんて、ほとんどいないんじゃないかなと思います。それでも、結構幸せに暮らしている人、たくさんいらっしゃいますよね。

それは、なぜでしょう?

別に理想どおりじゃなくても、今、目の前に居る人と一緒にいて楽しいし、自分のことをこんなに思ってくれるのは、この人しかいないとそう思えるからじゃないでしょうか?その人の状況とか条件とかは、二人で相談しながら、変えていけたり、受け入れたりできると思うんですよね。

その人と一緒になる為だったら!!そう、その事なんです、私が伝えたいのは。

人は、自分の事だけのためには、そんなに頑張れないんです。

でも、大切な誰かのためには、数倍頑張れるものだと思うのです!それは、もちろん、パートナーであり、家族ですよね。

なかでも、子供という存在は特別です。親からすると、自分の命以上ですから、子供を守るためだったら、何でも出来るという母親は、この世にいくらでも存在するでしょう。それくらいの力を発揮できるのです。

長い人生、色んなことが起こります。予想すらしなかったことも…その人生を生きていく中で、家族の存在が、どれだけ自分に力を与えてくれることか。

今は、自分の親や兄妹が、その役割を果たしてくれているので、気が付かないかも知れません。

でも、親はいつか、自分より先に逝ってしまいます。

その時を自分の家族を持っている状態で迎えるのか、持っていない状態で迎えるかを考えてみた事、ありますか?考えことも無い!そう、みんな、自分の親が居なくなるなんて、想像もできないし、したくもないと思うのです。

でも、いつか、その時は来ます。

いざ、その時を迎えたとき、幸いなことに、私には、夫と子供たちが居てくれたため、何とか受け止めることができました。勿論、喪失感は半端なかったですし、こんなに子供みたいに声をあげて泣いたのは、何十年ぶりだろうと思うくらい泣きました。でも、悲しんでばかりはいられない、家族との生活は、普通にやってきますから。その忙しさの中で、時間の経過とともに静かに受け止めることができました。家族が側にいてくれたお陰だと思うのです。

何が言いたいかというと、今は、別にひとりでも良いと思うかもしれませんが、10年、20年先も考えてみましょう。それまでに、パートナーや家族が居れば、あなたの未来は、もっともっと、力強く生きていけるでしょうし、色んな世界が広がると思います。

 

そして、婚活について・・・無理して結婚する必要はありませんが、諦める必要もありません。何処かに、必ず、自分のパートナーはいるのですから。でも、待っているばかりでは、中々巡り会うことはできません。心を閉ざさず、いつもオープンにして受け入れ態勢は、作っていましょう。

そして、今まで、中々いい人に巡り会えないと思っているあなた、何かを変えてみませんか?変えることで、運命は変わってくるでしょう。新しい趣味にチャレンジするのも良いでしょうし、今まで、行かなかった場所に行ってみるのも良いです。何か生活スタイルを変えてみてみましょう。

相手に対する条件?そんなもの取っ払って、純粋に、素直な心で、出会いを求めてみましょう。そして、真剣に向き合ってみましょう。きっと、婚活の仕方の間違いに気付くと思うのです。

お見合いは、どちらかが一目ぼれして、申し込んでいるわけではありません。思いは、フィフティフィフティです。会ってみないとどんな人か分からないとみんな思ってしているもの。

 

自分の思いしか考えていないこと、ありませんか?

相手は、自分のことをどう感じたのだろうと考えてみたことは、ありますか?

相手があまりしゃべってくれないので、沈黙が気まずかったと思ったことありませんか?

会話は、ひとりではなく、ふたりでするもの、自分からも楽しく会話するための努力はしていますか?

相手の気になる点だけでなく、良い点も見付けようとしましたか?

パッと見た目のイメージだけで、相手を決めつけ、それ以上、相手を知ろうとしなかったことは、ありませんか?

相手のちょっとしたミスや欠点を許すこと、できますか?

逆に、自分も許してもらいましたか?(自分の弱さもみせることできましたか?)

相手との向き合い方は、真剣でしたか?

 

変なプライドは捨て、自分からも積極的に相手を知ろうと努力しましょう。

どんな相手と出会ったとしても、自分として、最大限の努力をして、コミニュケーションを図りましょう。その中で、あなたの魅力は養われていきますし、相手の良いところを見付ける事もできるでしょう。

まず、そんな事から始めてみませんか?

あなたの婚活が、少し違ってくるかも知れません。

 

会員さんの幸せを願うカウンセラーのひとりごとだと思ってください。

誰かの心に届き、お役に立てれば幸いです。