【婚活知恵袋】フランス婚(事実婚)に学ぶこと

先週の【婚活雑談】http://www.kazemichi.co.jp/blog/article/468から、フランスつながりです♪

「フランス婚」という言葉を聞いたことがありますか?
最近の日本で、「事実婚」という意味で使われる言葉ですが、フランスの結婚事情は実際のところどうなっているのでしょう。

フランス人は自由恋愛至上主義の国民性だということは、よく言われますよね。
そのフランスでは、一般的な婚姻の他に、「パックス」というという制度があります。
パックスは、異性同性問わず、同居しているカップルたちが、結婚と同等の権利を得ることのできる契約のことです。
さらに、法的な契約を行わない「ユニオン・リーブル」(いわゆる内縁関係ですね)も、しっかりと市民権を得ていて、社会的にも尊重されています。
数年前には、フランスの大統領がユニオン・リーブルの関係の女性をファースト・レディとして伴って来日しましたよね。内縁の妻であっても、ファースト・レディとしての地位をしっかり確立していました。(過去形なのは、2人は既に関係を解消しているからです。)

日本には馴染みの無い、なかなかにショッキングな文化かもしれませんが、私は好きです。
契約ではなく本人たちの意思だけが絆となる、本質的で自由な恋愛にも好感を覚えますし、それぞれに合ったスタイルを選択することが出来る制度、なにより、他人がどの制度を選びどう生きていようとおかまいなく、様々な価値観の人がいることを認め、各々のスタイルを尊重する国民性に強く共感します。

カゼミチでは、ほとんどの方が法的な婚姻関係を望んでいます。それはこの日本においてはごく自然なことだと思います。そんな方達に事実婚を勧めているわけではありません。

ただ、この先は一般論ですが、本体(=本人)ではなく付録(=条件)にとらわれがちな独身者や、契約(=婚姻)に慢心して伴侶を顧みない既婚者に出会うにつけ、フランス婚から学べることが多くあるのではないかという気がしてならないのです。