【婚活知恵袋】破局の理由

出会いあれば別れあり。出会いの場であるカゼミチでは、カップルの決別もまた数多く見聞きすることになります。お見合い・初デート・交際、さまざまな段階で破局は訪れますが、とくに交際の終盤での破局は、当人たちにとってはもちろんのこと、カウンセラーにとってもやるせないものです。

じゅうぶんな交際期間を経て、いよいよ成婚というタイミングで、交際が不調に終わってしまう、そんなとき、二人のあいだでは何が起こっているのでしょうか。

今回は、交際が最後の最後で不首尾に終わる理由を3つ挙げてみます。

①「条件面で折り合わず」
カゼミチでのお見合いは、あらかじめおおまかな条件面での合意が見られた上でおこなわれますが、詰め切れなかった細部については、当人たち同士で解決してもらうことになります。成婚に至る人たちは、おたがいに譲歩し、あるいは、未解決のものを残しつつも、いっしょになることを選んでおり、カウンセラーとしても、悪条件を乗り越える相性の良さに期待していますが、いつもうまくいくわけではありません。

②「最後の一押しがない」
交際が順調に進み、あとは決定打ひとつで十分。しかし、「結婚しよう」あるいは「これからも交際を続けていきたい」というプッシュができない。おたがいに相手を悪からず思っているにもかかわらず、最後の一歩を踏み出すことができないために、成婚を逃してしまうのです。

③「友だち感覚」
いわゆる「友だち以上恋人未満」といったところでしょう。「友だちとしては申し分ないけど、結婚相手として見ることができるかというと・・・」。愛情で結ばれる恋愛結婚と条件で結ばれるお見合い結婚、という対比で語れるほど、結婚は単純なものではありません。お見合い結婚といえども、ある種のときめきは必要なのです。

どれも惜しい結末で、男女双方の気持ちを知るカウンセラーは、もどかしい思いをすることになります。同時に、もう少し力になれなかったかと反省することにもなります。貴重な出会いを作っている自負があるからこそ、最終局面での破局を目にすると、深く落胆せざるを得ないのです。

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