【婚活知恵袋】20~30代の結婚観

20代や30代の独身者に対して営業の電話をかけていると、「まだ若いから」という理由でお断りを受けることがあります。「まだ若いから、相手を見つけるチャンスはいくらでもある。結婚相談所の世話にならなくても、自力で見つけられる」というわけです。

実はこれ、20代や30代の当人からではなく、その両親(あるいは祖父母)からよく聞くセリフで、当の本人に聞くと、「そろそろ結婚しなければ、とは思っている。どんな年齢の人でも、それぞれに結婚を急く理由はあり、私自身はとても焦っている」といった反応が返ってきます。

「結婚しない子どもと、その子どもにしびれを切らした親」という対立構図はいまだに根強いものの、それとは正反対の、上記のような傾向もまたしばしば見られるようになりました。

こうした傾向はいかにも現代ならではという気がします。

昭和から平成にかけての結婚観の変遷を、大きく三段階に分けて図式化してみると(カッコ内は、左から、担い手、時代、主義)、

①「結婚して、子どもを育て上げて、ようやく一人前」(祖父母、戦中・戦後、伝統)
   ↓
②「それだけが生きる道というのでもないでしょう」(父母、高度成長・バブル、相対)
   ↓
③「そんなふうに斜に構えている余裕もないんだよね」(本人、平成不況、復古)

希薄化の一途をたどる人間関係、高度成長後に不可避の構造不況、そんな現代的不安の只中にいる20代や30代の若者が、精神的・経済的なよりどころを求めて、結婚に希望を見出すのも、無理からぬことと言えるでしょう。

たいていの人は、①~③の結婚観のあいだで揺れ動いています。

そこで、まずはご来社いただき、結婚に対する思いを聞かせていただいております。話しているうちに、自分の結婚観が定まったり、変化したりするからです。

「(婚活を始める時期は)早ければ早いほどいい」と急かすだけなら、どの結婚相談所でもやっているでしょう。カゼミチでは、なぜ結婚したいのか、本当に結婚する必要があるのか、といった根本的な問いに対しても、相談に乗れればと考えております。

ぜひあなたの思いをお聞かせください。

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