【婚活知恵袋】求める年齢、求められる年齢

カゼミチにおける成婚カップルの年齢差がどんなものか、ふと気になったので調べてみました。

最近20組の成婚カップルを見ると、男性が年下という事例はなく、年齢差無しが2組、1歳差が最も多く7組、7歳以上の年齢差があったのは7組。最大は13歳差で、平均は4,5歳差でした。

年齢差がほとんどないカップルとやや年齢差があるカップルが、それぞれ全体の4割程度を占めています。同世代ゆえに意気投合しやすいのは当然として、ある程度年齢が離れた成婚カップルについては、少なくとも一方が相手にぞっこん、という特徴がありました。

カゼミチでは、お見合いを作っていくにあたり、男性会員にも女性会員にも、どのくらいの年齢のお相手を希望しているかをうかがいます。だいたい何歳から何歳くらいまで、というふうに、上限と下限を設定してもらい、その中からお相手を探していきます。

下限については、男女ともにあまり限度を設けず、自分よりうんと若い人からオーケーをもらえればラッキー、というスタンスで鷹揚に待ちます。一方、上限については、男性は2~3歳年上まで、女性は人によって差があり数歳年上から一回り年上まで、という設定にすることが多い印象です。

年齢幅を極端に狭めると、お見合いの機会が減ってしまうため、ほとんどの会員は妥当な年齢設定をしますが、なかには強いこだわりがある方もいます。男性では、自分より1歳でも年上の女性は対象者として考えられない、とか、女性では、同級生が希望でどんなに広げても上下2歳まで、といった具合です。

同年齢の女性と1歳年上の女性、あるいは、同年齢の男性と3歳年上の男性。そこに本質的な差はないのですから、おおらかに許容してほしいところですが、実際には、数字だけで杓子定規に相手を門前払いしてしまいがちです。

こんなとき、カウンセラーは会員を説得しようとしますが、それはたんに妥協を促すためではなく、あるポジティヴな側面を伝えたいと思ってのことです。

たしかにその相手はこちらが求める年齢の人ではないかもしれません。しかし、その相手から見たら、こちらは相手が切望する年齢の人になります。男女ともに若い相手は大歓迎ですから、こちらが上限を上げれば上げるほど、相手は喜んでお見合い話を受けることでしょう。

「相手に求める年齢」と「相手から求められる年齢」。それらが両立すれば問題ありませんが、両立しない場合は、自分から歩み寄ることも必要になります。すなわち、自分が「相手に求める年齢」を上に広げることになりますが、それをただネガティヴに受け取るのは間違いです。なぜなら、上に広げれば広げるほど、自分は「相手から求められる年齢」になるからです。

そんなふうにして出会ったやや年齢差のある二人が、年長者からの熱烈な求婚の甲斐もあってめでたくゴールイン、という実例を、カゼミチの成婚カップルのなかに何組も見いだすことができます。

婚活というのは、誰かが誰かを一方的に求める活動ではありません。「こちらが求め、あちらも求める」、つまり「求め、求められる」という双方向の活動です。そして、年齢という観点から見たとき、自分が求められる立場にあることは、意外に気づきにくいものです。この求められる立場というものを、ポジティヴに捉えてみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です