カゼミチは、「他社と会員の貸し借りをしない」という点で、非常にユニークな結婚相談所と言えます。
逆に言うと、カゼミチ以外のたいていの結婚相談所は、他社と会員情報を共有し、「会員の貸し借り」をすることで成り立っています。他社の会員を「借りてくる」、いわばレンタル会員を用いることで、お見合い要員としているからです。
そうした相談所では、ひとくちに会員といっても、自社会員/他社会員という区分が存在します。その内訳は、自社会員が数人から数十人、残りの数万人はすべて他社会員です。
今日では、小規模の結婚相談所が数多く見られるようになりました。小さな事務所にアドバイザー一人、そんな小規模相談所が、軒並み「全国で会員数5万人」といった大きな数字を掲げています。
もちろん、個々の小規模相談所がそれぞれ別個の「5万人」を抱えているわけではありません。
以前のブログ(【婚活知恵袋】会員情報の共有、あり?なし?)で触れたように、○○連盟や△△協会といった組織に加盟することによって、他社と会員を共有し、母体を大きく見せているわけです。
他社との会員共有については、プールに例えると、わかりやすいでしょう。
大きなプールがひとつあります。入場口が多数あり、それぞれ違った会社が独自のサービスを設定して、入場料を取っています。こちらから入場すると2時間400円、あちらから入場すると3時間500円、そちらから入場すると3時間600円で浮き輪レンタル付き、といった具合です。どこから入場してもプールはひとつだけなので、別会社の客が同じプールに集うことになります。1社あたりの平均入場者数がわずか50人でも、1000社あれば、プールは5万人の客でにぎわいます。
小規模の結婚相談所が「全国で会員数5万人」を謳う仕組みは、まさにこのプールそのものです。
しかし、この巨大な数字に意味はあるでしょうか。仮に男女比率が同じだとして、男性会員2万5千人、女性会員2万5千人。異性が2万5千人もいれば、自分に合う人が簡単に見つかるはず、と思いたくなるところですが、そう単純な話ではありません。
婚活において、相手を絞り込む3大要素は、地域・年収・年齢。「同県の人がいい」「年収○○万円以上の人がいい」「自分より年下がいい」、そんな希望条件をクリアするのは、ごくわずかです。それでも、母数は大きいに越したことはありません。ただ、成婚に至る最大の決め手は、二人の相性です。そして、この相性を考慮することが、会員共有システムでは非常に難しいのです。
個々の小規模相談所は、自社会員のお見合いを実現するため、他社会員を紹介することになります。他社会員なので、書面上のデータはわかっていても、人柄や相性まではわかりません。そんな二人を向かい合わせて、さて、いい結果が期待できるでしょうか。
カゼミチが他社と会員を共有しない理由はここにあります。
カゼミチでは、すべての会員を独自に募集し、すべての会員と実際に対面することで、人となりを把握しています。自社会員/他社会員という区分で言うなら、カゼミチの会員はすべて自社会員ということになります。そのうえで、カウンセラーが「この二人なら相性がいいはず」と判断した会員同士のお見合いを作ります。
「お見合いしてみたけれど、まったく合わないと思った」。そんな不満をゼロにすることは、どんな結婚相談所でも不可能です。しかし、そうした不満を減らすことは可能です。カゼミチは「他社と会員の貸し借りをしない」ことで、他の結婚相談所よりも精度の高いお見合いを実現していると自負しています。
「加盟店ではない結婚相談所だから」という理由で、カゼミチを選ぶ人が非常に多くなりました。どの連盟や協会にも加盟していない、独立した結婚相談所ならではのお見合いを体感していただければと思います。